ロゴの制作と封筒や名刺の同時制作について

街中を見ると非常に多くのロゴで溢れていることがわかります。この他にもTシャツやショップの袋、商品パッケージや会社の名刺など様々なところでロゴは企業やブランドの顔として取り入れられていますが、日本におけるロゴの起源は家紋だと言われています。

家紋は家系や血統、家柄や地位などを表すために用いられてきた紋章であり、家紋の始まりは平安時代までさかのぼります。時代によって家紋の役割は様々で、例えば戦国時代は勢力のアピールや連帯感を強める役割を持っていました。

ロゴには企業やブランドのアピール、経営理念やコンセプト、業種の認知などの役割があり、企業や団体の中には古くからあるかもんをそのままロゴのデザインのベースとして取り入れているところもあり、その多くが老舗となっています。

現在も続々と新しいロゴが生まれている中で、これからロゴ製作を検討している場合、どんなデザインにするのか、よりクオリティの高いロゴを作りたいなど頭を悩ませることも多いのではないでしょうか。そこでここではロゴ製作に関するポイントやロゴを使用する封筒や名刺の製作について紹介します。

ロゴには3つの種類があるロゴの作成をする際にまずはロゴには大きく分けて3つの種類があることを知っておきましょう。まず1つ目はシンボルマークです。企業やブランドの事業内容や理念、コンセプトや歴史などを簡素的、象徴的に表現したマークのことであり、名刺や封筒、パンフレットやホームページなどあらゆる視覚的コミュニケーション活動に使用します。

2つめはシンボルロゴタイプです。企業やブランドの名前をロゴ化したものがシンボルロゴタイプであり、文字を使って簡素的、象徴的に表現します。また1つ目のシンボルマークとシンボルロゴタイプが一体化したロゴもたくさん登場しており、一体化していることでよりロゴの存在感を高めることができます。

そして3つ目は社名ロゴタイプです。

企業やブランドの名称を正式に表示する際に使用するのが社名ロゴタイプです。ロゴ制作のポイント街中にロゴが溢れていることで新しくロゴを作っても、たくさんのロゴの中に埋もれてしまう可能性はおおいにあります。よりアピール力のあるロゴを作成し、広く認知してもらうためのポイントをいくつか紹介します。

まずはやはりロゴに意味をもたせることができているかという点です。例えば会社には社名の意味や目標が存在します。これはロゴにも言えることであり、ただ単にかっこいいから、おしゃれだからと意味を持たないロゴは意味がありません。

ロゴの作成ではロゴそのものにストーリーを持たせることも大切です。実はロゴにはこんな隠されたメッセージがあったのかとストーリーがあることでロゴの認知度をより高めることができます。

ロゴに使用する色にも意味があります。この企業ならこの色だ、このブランドならこの色だというように、色も認知にとって重要な役割を果たしています。ロゴのデザインと同じぐらい重要なのが色であり、色そのものの意味も考慮する必要があります。

例えば、赤はエネルギーや炎、命や興奮、青や冷静や内面、海や自立と言ったイメージに繋がりますし、黄色や希望やアピールなどをイメージさせる色です。色が持つイメージや意味を考えてトロを作成することで、さらにロゴに意味を持たせることができるのではないでしょうか。

ロゴを制作する際のルールロゴを作成する際はルールがいくつかあります。このルールを知っておくことでよりクオリティの高いロゴを作成することができます。まず1つ目はロゴが記憶に残る印象的なものかどうかです。判断基準としてはひと目見ただけでスケッチできるぐらいが理想のデザインです。

企業やブランド、同じ業種で働いている人から見れば理解できるデザインでも、一般の人にとってみればわかりにくい形状になっている可能性もあります。ロゴのデザインはわかりやすく認識しやすいことが大切です。2つ目はロゴのデザインが完全にオリジナルであるかどうかという点です。

自分でロゴを作成する際にロゴ作成の際に配慮しなければならないのが著作権の問題です。ロゴの場合は著作物と認められるケースと認められないケースがあります。例えば、すでにあるイラストや画像などをもとに製作されているロゴの場合は著作権侵害にあたる可能性があります。

またロゴの製作を行っている会社に依頼すると、ロゴのデザインの著作権はデザイナーとなります。

著作権は著作者に認められる権利であり、著作者はその著作物を作成した人のことになるため、ロゴのデザインの著作権は作成したデザイナーにあるということになります。制作会社に依頼する際はロゴの引き渡しだけではなく、著作権の譲渡も受けておくことが大切です。

3つ目はフォントについてです。デザインの著作権と似ているポイントですが、ウェブ上で使用している文字のフォントはソフトウェアであり、製作者が存在します。無料、有料と様々なフォントがあり、中には無料でダウンロードして使用できるものもたくさんありますが、商業利用をする場合はライセンスを取得する必要があります。

使用するフォントについてもしっかり確認しておきましょう。名刺や封筒を同時製作する企業やブランドの名刺や封筒は、認知してもらうために欠かせないツールです。ロゴの作成を依頼する際に名刺や封筒の製作も同時に依頼することができれば、同じ会社に依頼することで費用を節約することができる可能性も大きくなりますし、何よりも手間を省くことができます。

ロゴの作成と名刺や封筒などの製作を同時に受け付けている会社は多くあります。またロゴのデザインだけではなく名刺や封筒のデザインも一緒に依頼することができるので、ロゴと名刺や封筒が同時に出来上がることですぐに利用することができるようになり大変便利です。

気になった業者ができ場合は、こうした別途サービスも行っているかどうか確認しておくと安心でしょう。まとめ企業やブランドにとってロゴはとても大切なものであり、ロゴが絶対に必要というわけではありませんが商品やサービスのアピール、コンセプトや経営理念のアピールなど認知度を高めるために欠かせないツールとして多くの企業やブランドがオリジナルのロゴを持っています。

直接売上に直結することもあるロゴの存在ですが、ロゴを作成する場合はデザインができる人の存在が必要不可欠ですし、著作権に関する問題も専門的な知識が必要になることから、ロゴ制作会社に依頼するのがおすすめです。

ロゴ制作会社ではロゴのデザインだけではなく、企業などで使用する名刺や封筒などのデザインも受け付けていることからロゴと名刺、封筒などの同時製作も可能としているところが多いのでコスト削減や時間の短縮など便利に利用することができます。